崖(擁壁)の除草

(サンプル)
5班の宇久です。崖(擁壁)の雑草の話をしたいと思います。

5班の一部宅地には崖があり、地震などが発生した場合、崩れないか心配される方もいます。
そして、その崖は、放っておくと雑草等も生えてしまい、こういった植物が大きくなることで、根が崖を崩してしまわないか? という心配も出てします。

雑草などの植物があることで、雨が地面に染み込むことが少なくなり、かつ、植物が水分を吸い上げることで、土が水分を多く含まないようになるため、少しは安心という意見もありますし、先ほど書いたように、植物の根が崖を崩す心配もあります。
それより問題なのは、植物があることで、虫や、動物の住処になってしまい、衛生上や見た目に良くないという方が大きいかも知れません。

そこで、除草について書いてみたいと思います。

除草の場合、伸びた草を刈り取れば良いと思うのですが、これでは、根っ子が生きていて、気温が高いとすぐに元の草の生えた状態になつてしまいます。これでは、いくら頑張っても力尽きてしまいます。
この場合、根っ子ごと取ってしまうのが良いのですが、崖に生えている雑草は、コンクリートの隙間から生えてくることが多く、そう簡単には取れないのです。
こうなると、除草剤を撒くことを考えると思います。この除草剤ですが、葉っぱにふりかけることで、根まで枯らすというものがあり、これを使うことで、根が枯れれば、また生えてくる可能性は低く、手間も軽減されます。
枯らしたい雑草だけ選別して葉っぱに薬剤を撒けば、大事な植物は枯れる心配がないことです。

アミノ酸由来なので分解され安全とも書かれているグリホサート系除草剤ですが、どうやら、安全性に疑問もあります。表面活性剤のようなものが使われており、化学物質過敏症を憎悪させる可能性があるとも言われています。
このため、もし、庭に果物の木や、家庭菜園などを行っている場合は、その近くでは使わないことが大事なようです。
では、そういった場所ではどうしたらよいかというと、早急に除草したい場合は、熱湯をかける手がありますが、長期的には、防草シートを使うとよいようです。
このシートは、太陽の光を遮断する性質のもので、植物の生長に必要な光を通さなくするシートです。
このシートをかぶせることで、雑草の発生を防ぎ、また、雨を下に落とすことになるので、安全に雑草が生えるのを防ぐことができるようです。
ただ、注意としては、台風などの強風が発生した場合、シートがはがれて、どこかに飛んで行ってしまい、迷惑が掛からないようにすることです。しっかり固定するとか縛るとか必要だと思います。

除草のことを書きましたが、崖に雨が降ると、大量に水分を多く含むようになります。建物の北側など風通しが悪い所では湿気も気になりますし、水路の確保が必要です。
雨水の影響についても調べて、必要に応じて確認も必要でしょう。

ということで、取り留めなく雑草の生えるのを防ぐ方法を少し書いてみました。
逆に、安全性は二の次で、どうしても雑草を断ち切りたいという場合、以下の方法が良いかなと思います。

あくまで、個人的な素人意見ですが、
1) 大きな木などは、あらかじめ切っておく。
2) 暫く雨の降らない時を選択して、雑草にラウンドアップ(かなり強力な除草剤)を撒く。
  木の場合は、切った幹、根本にも撒いておく。
3) 2週間程放置すると枯れてくるので、根っ子ごと取り除く。
  この処置をしないと、根っ子が生きていて、スギナ、笹などは隙間をぬって生えてくるので、厄介です。
4) その上で、これ以上生えないよう、モルタル(コンクリート)などで蓋をする。
  とはいっても、完全には防止できないですが。
  a) コンクリートが接着しやすいように、蓋をする周りのコンクリート等を
    砂や土が残ってないようにきれいにする。
    また、蓋が外れないよう、コンクリートの周りや奥を砕いておく。
  b) モルタルもしくはコンクリートで埋める。
    大きい場合は、補強の鉄筋を入れたり、防水機能を持たせる。
    また、乾燥すると、コンクリートは体積が減りやすいので、なるたけ減りにくいものを使う
    一定間隔で、水分を抜く穴は塞がないよう注意は必要です。
  c) 暫くすると、ひび割れたり、隙間が出来たりするので、こまめな補修も必要です。
というように、先に除草の処置をするのが良いのではないかと思います。

ということで、取り留めなく雑草の生えるのを防ぐ方法を少し書いてみました。